4.【a true story】映画「アンブロークン」冒頭のナウル島爆撃シーンの嘘
- 2016/02/08
- 19:30

先日の土曜日、渋谷の映画館で「不屈の男 アンブロークン」が公開された。初日の初回にもかかわらず、「100余りの座席は7割ほど埋まった」だけ、つまり、観客は70人程度だったそうで、商業的に日本での成功は無理な映画だったようである(3日目の夜も観客15人ほどというツイートあり)。アンジー作品、日本で封切り 「反日」指摘も映画人動くいまだに反対運動のせいで公開が1年も遅れたなどという根拠のないツイートがた...
3.映画「アンブロークン」が「許しの物語」だという嘘
- 2016/02/06
- 16:10

映画「アンブロークン」を絶賛する方々に共通するのは、この映画の「残虐な日本軍」の描写への批判を巧みに退けつつ、「許しの物語」であることを強調する点である。前回、「残虐な日本軍」の描写への批判に対して次のような擁護があることを取り上げた。・それらは客観的事実である。・酷いのは、日本軍全体ではなく、渡邊軍曹一個人の話。・戦時下という極限の精神状態のもとで起きた出来事であって、日本人が本質的に残虐だとい...
2.「アンブロークン」が反日映画ではないという嘘
- 2016/02/03
- 10:59

仲間から連続殴打の罰を受けるザンペリーニ。その後ろで日の丸がはためく反日映画の定義とは何だろうか?「反日映画ではない」と主張している人はどういう定義を使っているのだろうか?私自身は、中国や韓国が描く日本軍の映画のような、事実が大きく歪められた、反日感情を煽る映画、だと認識している。この定義では、この映画は明らかに反日映画である。では「反日映画ではない」という主張を3つ、見ていこう。フリージャーナリ...
1.上映反対運動のせいで「アンブロークン」が日本国内で上映できなくなったという嘘
- 2016/02/02
- 19:57

不屈の男アンブロークンこれまでこのブログで、アンブロークンにまつわる嘘を数多く取り上げてきたが、日本での映画公開も間近に迫ったことだし、そろそろ短くまとめておこう。複数回続く予定なので、タイトルに番号を振っておく。今回のタイトルは、『上映反対運動のせいで「アンブロークン」が日本国内で上映できなくなったという嘘』。2015年1月、まだ米国で上映されて2週間ほどしか経っていない段階で、映画評論家の町山...