日本の捕虜収容所の食事、「うまい」という英国兵と「豚のエサの方がマシ」という米国兵
- 2018/12/30
- 08:24

大森捕虜収容所いちばん右がハリー・ベリー大森捕虜収容所の英国人捕虜ハリー・ベリーが、収容所と作業現場の食事内容を日記に記録しており、その内容を以前このブログで紹介した。何らかの評価が書かれている食事は全部で138回あった。そのうち高評価(うまい)は78%、低評価(まずい)は12%。大森捕虜収容所にいたときの食事はそんなにひどいものではなかったことがうかがえる内容である。しかし、ヒレンブランド著『ア...
捕虜たちのクリスマス(カラー版)
- 2016/12/25
- 14:03

前回アップした、クリスマスを楽しむ捕虜たちの写真、モノクロ写真をカラー化するサイトでカラーにしました。あまりちゃんと色が出ていないものもありますが…捕虜たちの笑顔函館・クリスマスの演劇。女性役の捕虜が赤ちゃん代わりに子犬を抱いている。子犬も大人しく抱かれている。大阪・三段のクリスマスケーキにクリスマスツリーで豪華なクリスマス。福岡・クリスマスの演劇。中央の色白の女性はすね毛ボウボウ。福岡・みんなク...
捕虜たちのクリスマス。本当に楽しそうです。
- 2016/12/23
- 16:48

あしたはクリスマスイブなので、クリスマスを楽しむ捕虜たちの写真をアップします。函館・クリスマスの演劇。女性役の捕虜が赤ちゃん代わりに子犬を抱いている。子犬も大人しく抱かれている。大阪・三段のクリスマスケーキにクリスマスツリーで豪華なクリスマス。福岡・クリスマスの演劇。中央の色白の女性はすね毛ボウボウ。福岡・みんなクリスマスプレゼントを掲げ、子供のように目を輝かせ満面の笑みを浮かべる捕虜たち。東京・...
大森捕虜収容所の捕虜側指揮官は、終戦直後、日本側の食料に対する配慮に感謝していた
- 2016/12/14
- 13:30

以前、「大森捕虜収容所で捕虜たちはどんな食事をしていたのか」で、英陸軍兵卒の捕虜ハリー・ベリーの日記から、大森収容所に来て間もない頃の食事内容を紹介した。その内容は、アンブロークンが書いているような酷いものではなく、ベリー自身が評価を付けている食事の、約8割で、「うまかった」と書いていた。今回は、その後1944年6月15日に日記を再開して以降の食事の記録を取り上げたい。まず、朝食。空白は、食事の記...
映画アンブロークンでも描かれているB29や原爆の美化、正当化
- 2016/12/11
- 18:25

芝浦で働く捕虜と日本人今回も、大森捕虜収容所の捕虜だったデリク・クラークの著書「No Cook's Tour」からの抜粋。芝浦の日本人作業監督、ビルのことが何度か出てくるので、まずそれから。“ビル”という班長は、昔、船の甲板長をやっていた男で、おかしな英語を話す。“alongside”という単語をやたら使う。やつは、馴染みの班の連中にとても優しかった。貨車で盗みを働いたときも、見て見ぬふりをしてくれることが多かった。次の話...